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「ベトナム便り メイドはおしん」


富裕層は勿論、ホーチミン、ダナン、ハノイなどの若い世代は、地方から出稼ぎに来る 女性を住み込みのメイドさんとして雇うそうです。
女性の適齢期は20〜22歳で早婚、しかも国の法律で子供は2人まで。すぐに子供を 欲しい(少し前までは子だくさんの国、ちなみにガイドさんは七男)しかし、子供が生まれても夫婦共に働かなければ生活できない。40代の親たち自身が働いているので、孫の 世話はできないというお国事情。そこでメイドさんの登場。
一方農村では、貧しく殆どが3世代同居なので、出稼ぎが可能なのです。
18年前に、日本のNHKの連続朝のドラマ「おしん」がベトナムでは爆発的にヒットして、農業国のベトナムは農閑期には、男の人は都会の工事現場、女の人はメイドとして家事や子供の世話をするそうで、一生懸命必死で働く主人公の「おしん」は大人気で、以来中部ベトナムでは、メイドさんのことを「おしん」と呼ぶことが定着したそうです。
ただし、添乗員ハイさん宅では、奥さんの選ぶメイドさんは、不細工で中年の女性とか。
若いメイドさんに、ご主人を盗まれた例もちょくちょくあるそうです(笑)

    2013-2-5

記:伊坂 幸子   

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