2メートル近くの支柱に絡まり合って伸びあがる山芋、その蔓の葉の付け根にできる球芽をむかごまたはぬかご(零余子)といいます。
この山芋はこのむかごを植えて3−4年繰り返さなければ、良い根芋にならないと聞きました。
でもこのむかご自身、皮ごと油で揚げたり、湯がいて塩味で食べるのもおつなものです。
またはそのまま少しもち米を入れ生姜を効かせて、白米と炊き上げると、むかごご飯。
口に入れるとぷちっとくずれてほろ苦く、土の香りがするような、野趣あふれる風物詩の一つです。
小さい頃自然薯が野山に自然に生えていて、ぽろりぽろりと落ちるのを手で受け止めたような思い出が蘇るようです。
私も自前で良い根芋作りにこれから挑戦します。
石の上にも3年と。
記:上村 サト子
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