映画俳優、織田祐二主演のアマルフィを観た時、このアマルフィの街があまりにも美しく感動してしまったので、私もこのアマルフィの街を自分の足で歩いてみたい、イヤ！絶対歩きに行こうと何故か心に決めていた。 長年務めた仕事を退職し、自由な時間を 持て余していたころに、丁度その機会に恵まれたので、７月２２日友人と二人機上の人となった。 イタリアにはミラノから入り、ジェノバァ、ベェネツィア、フィレンツェ、 ローマ、ナポリ、ローマと北から南へ縦断の旅だった。 
海外旅行はこれで５回目だが、こんな失敗は初めてである。最初に泊ったホテルに一番大切なパスポートを忘れてバスに乗ったのである。部屋を出る時、友人が忘れ物ない？と声をかけてくれたのに、ない！と答えバスに乗った。 バスが走り出し添乗員さんが「おはようございます。パスポート持っていますか？」の ひと声に全身に電流が駆け巡った。「アッ、すみません。パスポート枕の下に忘れてきました。」さぁそれから大騒動。私の頭の中はパニクッテしまうし、心臓はドキドキ、パクパク パスポートと一緒にいれてあるクレジットカードは、日本円のお札５万円は、まだあるかしら？ホテルの近くで大型バスを止め、２８名の仲間達に待っててもらい、添乗員さんと二人ホテルの部屋までダッシュ。気持ちは焦るばかりで、腰が抜けたような感じで思うように走れず、とても情けなかった。 
初めて海外旅行に出かける時息子に「パスポートは命の次に大事やから、絶対失くするなよ。日本に帰ってこられなくなるぞ」と念をおさえられていたので、私はパスポート入れの袋に入れ首からぶらさげ、お腹の前でしっかり持っていたのに、なんとその日はシャワーをした後、ベッドの枕の下に置いたのである。私の部屋はまだ、掃除に入ってなかった。良かったと思った瞬間ベッドの枕をめがけて一目散。あった。あった。良かった。 文責 Ｈ．Ｋ
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