マイペット 蓑虫君 可愛いです! 私は8月より塚脇の家庭菜園のコスモスにいた蓑虫(みのむし)を連れて帰って、庭に放し飼いにしています。 蓑虫とはすでにさなぎ状態だと思っていました。 ところが時々顔を出し、するすると上下するんです。 主人が秋の季語として俳句の会に持って行ったら、大人気だったとか。 枕草子に清少納言が父を恋い、“ちちよちちよとはかなげに鳴く”とか、芭蕉が“蓑虫の音を聞きにこよ草の庵”等々と古来秋深まって寂しい様子を表現したと知りました。 勿論蓑虫は鳴きません。 でも我が家のは何の何の、庭のほととぎすの葉をムシャムシャと食欲旺盛。 ある時死んだように動かなくなり石の上で葬送したら、何時の間か遁走、次に見つかった時は十両の葉をモリモリ食べていた。 蓑がコスモスで出来ているので我が家の蓑虫君だと明白、ほっとすると同時に夜目にもみつかるようにと金ラメテープを付ける事になした。 今では3ヶ月になるが金色ヒラヒラさせて、菊に移り3日置きの食欲と休養を続けている。 春には、雄なら蛾になり社会に出ていくが、雌なら一生蓑の中で過ごすという。 人生(いや蓑虫生)のやり直しは出来ぬものか。 記S・U |
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