とけいそう
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私にも芸術家との出会いがあったとは!!
小学校卒業まで担任して貰っていれば・・・


 2010年8月9日の夜NHKで<生命(inochi)〜孤高の画家吉田賢治〜>を観ました。
[生命]をテーマに、40年以上にわたり、パリを原点に絵を描き続けた画家・吉田賢治。
 彼の絵の原点は、海軍航空隊での死と隣り合わせの特攻体験である。
9月1日の出撃直前に終戦。戦死した仲間を慰霊するため、戦後20年間近く黒一色の絵を描き、池田の小学校での教員退職金をもとに、40歳で単身、パリに渡る。
 異文化を吸収しながら、"生と死"の意味を問い続け、50歳にて日本女性と結婚。その後戦火の中東他各地を訪問。作品には彩色が表れる。
 渡仏後20年して日本を訪れ、寺社仏閣や職人工房巡り、奥さんとの以外に早い別れあり、人間の死が遠いものでなくなった彼の作品は金箔も取り入れた豊かなものになったと解説。
 大英博物館日本ギャラリーで存命中個展が開かれたのは吉田賢治が始めてだったとその画績が世界に認められたのでしょうか。この画伯は昨年84歳で亡くなった。こんな内容でした。
 このチャンネルを切った途端、私の脳内メモリーがコトッと動きました。二日前の姉との電話で良く理解していなかったが、この人には何処かで逢った事があるぞ。
池田市呉服小学校だった約60年前の通知表やアルバムを開いてみるとありました!小学5年生の1学期の担任で、春の遠足に二条城で写真を撮っているではありませんか。生徒は25人ですが、当時一クラス50人位でしたのでこの写真で半分でしょう。
とにかく学期途中で退職、担任が替わりました。
 こんな個性のある芸術家にせめて小学校卒業まで担任をして貰っていれば、全く芸術性のない私でも少しでも絵心が生まれていたかもしれません。

記:上村 サト子   


孤高の画家吉田賢治

小学2年生二条城にて
写真をクリックしていただくと大きな写真になります。

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