夫婦揃っての、市民検診の結果を見ながら、ホームドクターが「測からんでも見たら分かるメタボ、ハハハ!特に問題ないから、標準目指して頑張って」と何も指導もアドバイスもなく、突き放された。 それで、梅雨明けから、毎年の朝歩きを性懲りもなく今年もスタートさせた。 夏の夜明けは早く、6時に家を出るのではもう遅い。 私たちの、歩くコースは3種類。 ちなみに我が家は高槻市松が丘1丁目である。 ひとつは、夫の借りている畑周辺、摂津峡下の口芥川沿いの遊歩道で、6時半には公園のラジオ体操に人が集まるが、夏は、この時間は、既に太陽がぎらぎらで、私たちはパス。 朝、歩きそびれた時、夜歩くことにしているコースである。 二つ目は、神峯山寺コース。 朝5時半に車で家を出て、走ること約5分。 原の農道近くに車を停めて、神峯山寺を目指す。 上り口まで15分くらい、お寺にはそれから20分くらい、毎朝歩いているらしき善男善女が、足並みも軽やかに、声高々と「おはようございます」と、荒い息の私たちを追い抜いていく。 車の停めてある畑道を少し歩くと一時間、万歩計は7000歩くらい。 このコースはお寺までは上り坂で多少の負荷はあるが、往復とも山の陰で、7時近くなっても、夏の日差しは免れる。 さて、三つ目のコースは、せせらぎの里コース。 5時過ぎに、車で亀岡線のバス道を走ること20分、出灰(ゆずりは)のバス亭を川沿いに樫田の方に入っていくとせせらぎの里である。 気温は、松が丘より3度以上は低く、まるで避暑に来たようである。 車を停めて川沿いに緑のシャワーを浴びながら、村落を二つ抜けて往復90分約10000歩である。 三年前に、夏中これを続け、夫は8キロ、私は6キロみごとダイエットに成功した(もちろんリバウンド)。 朝目覚める。 5時である。 あ〜あっ!起きなければ。 歩かなければ。 雨でもなし、階下で夫が雨戸をあける音。 あ〜あっ!今日もあのどちらかのコースを歩くというノルマを果たさなければ一日は始まりません。 この夏決めたノルマです。 記:S.I
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