とけいそう
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カエルは水に帰る
”人は土に還る ”


 柳谷観音の境内の池の真上にモリアオガエルの白い泡に包まれた卵塊がありました。
この卵塊から孵化した幼生(おたまじゃくし)は下の水中に落下して蛙に成長します。
また来年もこの水辺の樹枝に卵を産みつけて子孫を残してくれるでしょう。
高槻北部の樫田地区にも生息しているそうです。
柳谷観音はJR大山崎から天王山を越えた所に位置し、眼病に良いお水が湧き出ている 事とあじさいの美しい事で有名で、観光バスでお参りコースにも入っています。
私達は自分の足を使って、天王山の急な登りコースを取りました。
ここは戦国時代、羽柴軍と明智軍の勝敗を決した所で、勝敗の分け目を"天王山"というよう語源になったそうです。
天王山の山腹から京滋バイパス周辺がよく見えます。
普段自動車に乗っているとあっという間ですが、鎧・甲冑をつけた軍勢が一刻を争って駆け抜けたことでしょう。
人生50年とした織田信長も大山崎で敗退した明智光秀も豪華絢爛の人生を送った羽柴秀吉も子孫繁栄に明け暮れた末に"土"に還っています。
みんな現在の変わり様にさぞかし驚いている事でしょう。
 山の上から写しているのは京滋バイパス周辺で、山は天王山です。
JR大山崎駅から約200メートル東へ行くと幅の広い踏切があります。
ここを渡るとそれは急な坂道があり、両側は大きなお屋敷が並びその先はお寺(名?)で行き止まり。 その境内を横切ってまたまた山を登り続けると天王山です。
その殆ど頂上から撮った写真です。
 大山崎の踏切から登り始めた一つ目の道を右に行けば大山崎サントリー山荘美術館です。
多分行かれた方も多かろうと思いますが展示品も代わっていますので何度も訪れて下さい。
陶器やモネの睡蓮の絵の展示は勿論の事、趣ある建物と2階ベランダで三川合流の素晴らしい景色を見ながらコーヒーを頂くのは世の慌ただしさをひととき忘れさせてくれます。
踏切を渡ってJRに沿った道を東に200〜300メートル行けば桜で有名な山崎聖天さんがあります。
歩くのが苦手な方はJR大山崎の駅前から美術館専用バスが出ています。
踏切手前には安い駐車場もあります。
行かれる方は近辺の別の楽しみ方をお伝えしますのでお尋ねください。

記:S.U   


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