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ゲンノショウコ


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 古来より、下痢止めや胃腸病に効能がある薬草として有名で、和名の由来は「現(験)の証拠」と漢字に当て、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきている。
別名、果実の形がロウソク草や神輿の屋根に見立てて神輿草とも呼ばれる。
日本全土、朝鮮半島、中国大陸に分布。花は西日本はピンク色、富士川付近より以東は白色、日本海側で紅色があるらしい。
ゲンノショウコはドクダミ、センブリと共に三大民間薬の一つにかぞえられ、江戸時代から重用されていた。
根、茎、葉、花を干し煎じて薬用、湿布や茶として利用しても、多量の害はなく、「医者いらず」の別名も持つほど。
現在の山野でセンブリは見つかりにくい。

2020年5月31日    
上村 サト子    


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