ある年の10月頃、近くのお宅に赤い可愛い実をつけた木を見つけました。
翌年の春よりそこを通る度、カメラを向け続け、6月やっと小さな白い花を見つけました。秋には赤い実をつけるや小鳥に食べられたか写真を撮る間もなく、実がなくなりました。翌年再びチャンスをねらいました。山歩きをしていたころ、時々見かけましたが、きっと小鳥がついばみ、糞から芽が出たのでしょう。7-8センチの厚い緑の葉は縁が波状で、風に葉と葉が擦れ合って、そよそよと風に揺れることからソヨゴと名付けられたらしい。冬にも綺麗な緑の葉をしていることから、別名冬青、漢字で「戦ご(そよご)」と書くが戦い(たたかい)のイメージとは程遠い。中国から伝来した"そよぐ"は漢字で颱=振戦=ふるえる=そよぐ。ちょっと納得できない気持ちです。雌雄異株。
2019年2月2日
上村 サト子
|