キリ(桐)は切ってもすぐに芽を出し、どんどん成長するため「切る、伐る」が名前の由来になっている。
日本では、弥生時代から桐を材として利用しており、登呂遺跡から「小琴」が発掘、現在も琴や筝として使われている。
また紋章として、皇室や日本国、貨幣の装飾に使われている。
娘が生れると、桐を植えて嫁入り時タンスを作り、持たせると聞いたのは昔話。
ただ将来を見通して樹木を育てるのは人間社会の大切な事と思う。
写真は桐の花を探して3月末、芥川の南平台下に行ってみたが、まだ新芽は小さく、去年の枯れた実を残しているだけ。
花札の「桐と鳳凰」のイメージそのもの。次の機会があればと思いつつ開花時期がわからない。
ところが4月末、旅行に出かける時、なんと近くのバス停の前に桐の花が咲いているではないか。
慌ててリュックからカメラを取り出して、写真に収めた。四季彩・大満足!
2018年4月27日
上村 サト子
|