ホトケノザ(仏の座)は早春の人里に咲く越年草。
越年草とは秋に芽生え、春に花を咲かせて実を結ぶ生活形態の植物をいう。この生活史が里山の生活サイクルによく絡み合っているのだろうが最近では時間、季節、品種など本来のサイクルを狂わす条件が現われて、心配になることもある。
成長した際の高さは10〜30p、葉は対生で、縁に鈍い鋸歯があり、茎は段々につくことから、俗に三階草とも呼ばれる。花期は3月から6月で、上部の葉脇に長さ2pほどの紫で唇形状の花を付ける。
葉の形が仏像の蓮華座に似ていることから付いた名前。
春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」で異なる。
2018年5月23日
上村 サト子
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