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オオバコ
大葉子


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 ごくごく普通に道端などで見かける代表的な雑草です。
花柄の部分で引き相撲などで子どもまでなじみのある植物ですが現代子はどうでしょうか。
私にとって、昭和20年の秋だったでしょうか、池田から大阪市内の女学校に通っていた姉の宿題で、食べられる雑草のリストにあるオオバコ集めを手伝った思い出であります。
世の中の食糧難はひどい状態で、食べられる草を乾燥させて、パンなどに混ぜるときいた。その上、あの当時、大阪市内では周辺で集める草もなかったのでは・・・。
養分、水分が少なくとも、水分が無くても育ちやすく、踏圧にもつよい。人に踏まれれば踏まれる程大きくなる。
何か人生訓のよう。別名、葉が大きいことから「大葉子」、漢名は車前(シャゼン)、車の通る道によく生えることで、ついたとの説。
昔から漢方薬に利用。写真の大型オオバコは高槻阿武山の薬科大の薬用植物園の驚くほどのびのびと成長したオオバコです。
さすが実験実習園、肥料を施されたのであろうか。

2018年5月23日    
上村 サト子    


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