一般的にゴーヤ、ニガウリ(苦瓜)、標準和名はツルレイシ(蔓茘枝)でイボに覆われた果実の外観がレイシ(ライチ)に似ていることに由来する。
地域によって栽培種類も名称も異なる。
私たちにとって親しみを与えたのは、2001年に放送されたNHKの「ちゅらさん」で擬人化した「ゴーヤマン」である。
その後沖縄料理のゴーヤーチャンプルーやグリーンカーテンの薦めですっかり全国にゴーヤが定着した。
私も料理に残る苦さが暑い夏を乗り切るのにだんだん慣れてきた。
黄色の可愛い花が細い細い実の姿に変え、どんどん大きくなり、本来は完熟してまっ黄色の実となり、弾けて本来の目的の鳥に食べられ遠くへ運んでもらいたい処を、人間はまだ未熟の実を収穫して食用にさせてもらうのですから、苦みは人間の勝手です。
昔、義父は外側を食べることなく、弾けた種の甘さを楽しんでいたらしい。
近年は夏バテに体を冷やす成分も証明されたり、ダイエット食品として認知度も上がり、ほとんど年中スーパーに置かれていたり、苦みの少ない品種も開発され、ますます重用される植物になっている。
沢山とれた時、中の種とわたを丁寧に取り、冷凍すること、料理に使う時、半冷凍のまま炒めることをお勧めする。
2017年10月13日
記: 上村 サト子
※カーソルを写真の上に乗せたり外したりして写真をご覧下さい.