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トウモロコシ(玉蜀黍)


 少なくとも数千年前から栽培されていたであろうが、起源は未明。
多分アメリカ大陸であろうが原種が見つかっていない。20世紀に発見されたペルーのマチュピチュ遺跡の段々畑にも栽培されていて神殿への供物だったらしい。
コロンブスによってヨーロッパへ伝播され、さらに東南アジア・インド・中国・日本の長崎で栽培された。
中国四川省を旅行した時、断崖絶壁の僅かな隙間にも植えられていた。ヨーロッパから北アメリカ大陸に移民した人達が原住民のインディアンからトウモロコシの栽培を教えてもらったことに感謝したのが「サンクスギビングディ」である。
日本では同じ11月23日新嘗祭から変わった「勤労感謝の日」、人類の文化の基本は同じと感じる。とうもろこしの最先端に大きく開いた花のように花粉一杯の雄花が付き、下の方で雌花が花粉を受けている。
実が程よく熟した頃、空からは烏が狙い、土の上からアライグマが狙われて、ポッコリとネットが掛けられている。
2017年7月26日    
記: 上村 サト子   

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