3月の下旬になれば」街路樹や公園などで見られる身近な春の花。
枝という枝一杯に花がついて、思わず見とれてしまいます。
この写真は高槻北部の桜公園の登り口で撮ったもの。
果実がにぎりこぶし状でデコボコしている事からこの名がついたらしい。
花は純白で、基部が薄桃色を帯び、花弁は6枚。
枝を折ると芳香がするというが、折ったことはない。
花は香水、樹皮はお茶の代用や風邪薬に、花蕾は鼻炎に、またコブシの花の咲き具合で農作業の指標にされてきた人間の生活に密着した樹木だった。
「北国の春」"白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘・・・"の方が親しいかな。
ハクモクレンの花と区別が付けにくいが、大きな違いは、コブシは花びらが6枚、厚みが薄い、ハクモクレンは9枚、厚ぼったい。ともに薄ピンクもある。写真の濃紫はモクレン、桜公園下の民家に見事なモクレンがあります。
2017年3月14日
記: 上村 サト子
※写真は連続アニメーションです。