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フジバカマ
藤袴


 フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物。
夏の終わりから秋へ掛る頃、茎の先端に直径5oほどの花を、長さ10p前後の房状に多数咲かせます。
自生地では群落をなして、咲いたものですが、現在環境に適したところがすくなくなったので、絶滅危惧種になっています。
最近は交配された栽培種がほとんど。このフジバカマ等の蜜を吸い、体力を備えて、2000キロも旅をする蝶「アサギマダラ」です。
気温の低下とともに、適温を求めて、信州の高原地帯から台湾迄飛んだという記録もあります。
他に好きな花は芥川にも見かけられた「水ヒマワリ」で、アクアピアの近くにあるトンボ公園で観察するグループに出くわしたことがあります。虫取り網で捕まえて羽に日付と場所を書き込み、空中に放っていました。
このアサギマダラの写真は熊野の山間部で10月に撮りました。南下していく途中だったのでしょう。頑張ってね!
2016年10月23日    
記: 上村 サト子   

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