四季彩の目次へ
ニワトコ


 聞きなれない木の名前かもしれないが写真で見れば普段見かける地味な木である。
しかし初夏に花がつけば、結構並木を賑わせる。黄白色か淡紫色、小さい花を多数つける。
枝は孤形を描き、高さは2−6m、実はナナカマドのような赤い実をつける。幹の古い樹皮は黒褐色で厚いコルク状。樹皮や木部を入浴剤にする。ニワトコに漢字を当てると、"庭常"とか"接骨木"なので、骨折した時の添え木からくる当て字かとおもっていたが、違った。
ニワトコの枝や幹を煎じて水飴状になったものを、骨折の治療の際の湿布剤に用いたのでこの名がついたらしい。
2016年8月6日    
記: 上村 サト子   

※カーソルを写真の上に乗せたり外したりして写真をご覧下さい。

このページの先頭へ戻る