クローバーによく似た3枚葉で、カタバミはその一種です。
私が子供の時、"スイスイ"と呼んでその花や茎をかんで、一寸酸っぱい味を楽しんだものでした。
オキザリスの名前は、ギリシャ語で「酸性」オクシス(OXYS)に由来し、葉や茎にシユウ酸を含み酸っぱいところにちなみます。
カタバミの葉で10円玉をこすると黒ずみが取れてピカピカになります。私も試してみました。
漢字で酢漿草。世界には800種以上分布。写真のオキザリスは南アフリカ原産の"バーシカラー"という品種。
花の少ない冬最中、写真の対象を求めて散歩中、垣根の裾でそっと咲いていました。
朝、陽が差すと1cm大のヒルガオのように花びらを開き、夜にねじるように巻き込んで花びらを閉じます。
可憐な様子に感激。葉は細長くコスモスのようですがやはり三枚葉。数年前、我が家の庭のどこもかしこも黄色のオキザリスが繁殖し、かたきのように掘りあげました。
あのオキザリスと同じだったとはびっくりしました。
2016年2月19日
記: 上村 サト子