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ホウセンカ(鳳仙花)


 あなたはこの名を聞けば何を思い出しますか。
私は韓国民謡か島倉千代子の「鳳仙花」だと言えば、古いと言われそうです。
原産はインド・中国南部で、中国名をそのまま音読にしたもの。花の形を鳳凰が羽ばたいているすがたになぞらえてつけられたらしい。
色は種々あるが、赤いものは昔から女の子が爪を染めるのに使ったため、「ツマクレナイ、ツマベニ」の名もある。韓国では、爪に鳳仙花の汁を塗り、初雪まで色が残っていたら恋が実ると言う言い伝えがあるとか、現代っ子には通用しないでしょう。
果実はラグビーボール形、熟すと果皮の内外の細胞の膨圧の差による弾性の力で、種を遠くに飛ばす。
この特徴から花言葉"私に触れないで" 
2015年9月3日  
記: 上村 サト子   


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