冬の椿と同じツバキ科、別名シャラノキ(沙羅双樹)6月15日の新聞に京都妙心寺の東林院の「沙羅の花を愛でる会」の記事がありました。
梅雨の頃、早朝に白い花を咲かせて夕方に散ってしまう儚さを平家物語に歌われて、この時期その様を観賞する習わしになりました。
高槻の普門寺でも観賞会が開かれます。
私も朝早く近所のお宅からはみ出すこの花を撮りにいきました。
葉は椿のように肉厚の光沢のある葉ではなく、秋には落葉します。
釈迦が沙羅林の中で涅槃に入った時に、東西南北の四方に夫々2本の沙羅の木があったとされていました。
釈迦が涅槃に入るや、四方の双樹は夫々1本になり、林を覆い白くなって枯れた。
東西南北の双樹は夫々常と無常、我と無我、楽と無楽、淨と不浄とに例えられている。
諸行無常のひびきあり・・・。
インド菩提樹と並んで仏教で聖木。
2015年6月18日
記: 上村 サト子
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