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スイレン


 睡蓮と蓮は良く間違われます。
共通点は水の底の地泥に根を張り、水面に葉と花を拡げます。
日中に花びらが開き、午後閉じます。これを3日間繰り返して寿命は終わりですが次々と咲くので楽しめます。
"水蓮"ではありません。「睡眠する蓮」と覚えて下さい。蓮も開閉するんですが。違いは睡蓮は綺麗な水を好みます。
10cmくらいの丸い葉に切れ目があるのが1番の違い。水面に花を浮かべたように付きます。
蓮は沼、汚い泥の様な所でも咲きます。これが仏教の教えに似ている処、極楽浄土の花として大切にされる由縁でしょう。
葉に切れ目はありません。葉も花も場所によって高く立ちあがります。昔娘達が余呉湖湖畔で茎を失敬して、傘にしていたのを思い出します。
2015年6月18日  
記: 上村 サト子   


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