漢字で石榴、柘榴と書くところから日本原産のようなイメージがあるが、西南アジア原産、日本へは10〜11世紀渡来。
原産地近くの"ザグロブ山"の名が由来とか。こどもの頃柘榴の木を見て、食べたいなと憧れの果物でしたが大人になって口にして一寸当て外れでした。
でもトルコや北インドでは料理に薬用に利用されているらしいです。スペインのハンブルグ城の城門にザクロのデザインが彫り込まれていました。
子孫繁栄・豊穣のシンボルです。釈迦が子どもを食う鬼神に人肉を食べる代わりにザクロを与え、鬼子母神の善神に変わったとの伝説もあり、ルビーのような実を手の平で転がしたくなるのはかわりません。
今朝の新聞入選句"花柘榴赤にゆるぎのなかりけり"にあり。写真の中に雌花・雄花を見つけて下さい。
2015年6月18
記: 上村 サト子
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