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クチナシ


 梅雨の雨に濡れ過ぎて、白い花びらが黄色く変色し、台無しになっています。(雨のせいでもないんですが)蕾の時は6弁の花弁がソフトクリームのように几帳面に巻きこんでいて可愛いです。
咲けば強い芳香があり、学名に「ジャスミンのような」という単語が入っています。
自然花は鼻を近づけたくなりますが、薬局の棚に並ぶ消臭剤の香り付けにはちょっといただけません。
クチナシの実はお正月のきんとん作りにお世話になります。
和菓子や沢庵作りにも。和名は果実が熟しても割れない為、「口無し」とも、クチナワナシ(クチナワ=蛇)の木、蛇くらいしか食べない果実の木という説もあり。
漢方薬でも多々に薬効あり。花言葉"胸に秘められた愛"も外に出てしまう芳香と白色。
2015年6月18日  
記: 上村 サト子   


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