多年草で地下茎は太く節になって横走りしますので、我が家の狭い庭でも隙間に増えています。
実は20数年前、比良山から移植しました。
今も4月下旬暑くなり出したなと感じる頃、互生に出た美しい葉とその間から垂れ下がる1個か対2個の花をつけます。
花は1.5cmくらいで花先は緑色をして清楚なイメージで、実に可愛いです。
根茎を乾燥させたものや根茎酒が慈養強壮、リューマチ、痛風の生薬(黄精)。
小林一茶の日記に黄精酒を飲んでいたとあるとか。
和名鳴子百合とは田畑の害鳥を追い払う鳴子と茎から花が垂れさがる姿が似ているのでもの名が付いた。
2015年4月28日
記: 上村 サト子
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