漢字で山茱萸。早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることから、「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる。秋にはグミの様な赤い実を珊瑚にたとえて「アキサンゴ」とも「ヤマグミ」とも言われる。実は渋くて生食には向かないが、乾燥させた果肉は強精剤、止血、解熱剤の漢方剤に使われる。私は今までひえつき節に出て来るのはこの山茱萸と思っていたが、かの方は山椒だったとわかった。 2015年3月23日 記: 上村 サト子