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“月下美人には魔性のような姿と香り ”


この花の花言葉は
"はかない恋・繊細・艶やかな美人・快楽・強い意思・・・"
となかなか神秘的であり、諸々の通説を持つ花です。
1年に1度だけとか、満月の夜だけに咲く花とか、
日本の月下美人は同じ個体から生まれたクローンとか、
名付けられたのは昭和天皇にこの花の名を尋ねられ、
台湾駐在大使がとっさに「月下の美人」と答え、「月下美人」となったとか、
夜間に余りに強い芳香を放ち、大きく美しく咲き、
妖しさを醸し出して咲く花だからいろんな通説が出たのでしょう。
近所の方に今夜咲くからと2輪付きの葉(枝?)を頂き、
ガラス鉢に入れて食卓の真中で見守っていました。
夜8時頃になったら遂に花びらがほころび始め、30分余りで見事に全開。
それと同時に香りがさらにきつくなり、食卓には置いておけないくらいになり、
玄関に移動させました。
原産地の南米では虫や動物がその香りに引き寄せられるのは納得できますが、
通説については確かでないようです。
だって頂いた夜は月夜ではなかったんです。

 上村 サト子 


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