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卯の花
"平成20年の卯の花"
【高槻市玉川の里”卯の花”】
玉川の里”卯の花
”夏は来ぬ”
(1)卯の花の匂う 垣根に
 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて
   忍び音もらす 夏は来ぬ
(2)さみだれの 注ぐ山田に
 早乙女が 喪裾濡らして
   玉苗植うる 夏は来ぬ
(3)・・・
作詞:佐々木信綱 作曲:小山作之助
卯の花:ウツギの花 楝(オウチ):センダンの木
[卯の花の花房]
[芭蕉の句碑]
→[”玉川の里”の由来]
玉川の里は全国六玉川の一つ、摂津の玉川として平安時代から多くの 歌集の歌枕に使われ多くの歌人に親しまれてきました。
「玉川の里の 卯の花さきぬれば 汀にしらぬ 波そたちける」良平
昔の玉川は水量が豊富で、岸辺に波が打ち寄せて、堤防には香り豊かに 卯の花が咲き乱れていました。
古歌に 「卯の花の玉川」とはこの地のことであります。またこのあたりは、 観月の名所として名高く、玉川橋あたりにたたずむと月が流水に映り 対岸の岡の山々が見え、観月台の水鉢に映った月は弥陀仏本体を現す と伝えられています。
↑[芭蕉の句碑]
「うのはなや 暗き柳の およびごし」芭蕉
元禄7年(1694)の夏、松尾芭蕉が伊賀上野(現伊賀市)に帰郷し 大阪や京に頻繁に出入りしていた頃に詠んだ句で、現在、玉川の里に 句碑がたてられている。
[”玉川の里”の由来碑]
卯の花の散歩道
春の四月は桜並木で、”桜まつり”がおこなわれる。
5月上旬からは初夏の”卯の花”が咲き乱れて、葉桜と卯の花と
ウツギが緑のトンネルをつくり、人々の散歩道として親しまれています。

T.N   
満開の卯の花
卯の花の散歩道

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