玉川の里”卯の花 ”夏は来ぬ” (1)卯の花の匂う 垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ (2)さみだれの 注ぐ山田に 早乙女が 喪裾濡らして 玉苗植うる 夏は来ぬ (3)・・・ 作詞:佐々木信綱 作曲:小山作之助 卯の花:ウツギの花 楝(オウチ):センダンの木 |
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[卯の花の花房] |
[芭蕉の句碑] | |
→[”玉川の里”の由来] 玉川の里は全国六玉川の一つ、摂津の玉川として平安時代から多くの 歌集の歌枕に使われ多くの歌人に親しまれてきました。 「玉川の里の 卯の花さきぬれば 汀にしらぬ 波そたちける」良平 昔の玉川は水量が豊富で、岸辺に波が打ち寄せて、堤防には香り豊かに 卯の花が咲き乱れていました。 古歌に 「卯の花の玉川」とはこの地のことであります。またこのあたりは、 観月の名所として名高く、玉川橋あたりにたたずむと月が流水に映り 対岸の岡の山々が見え、観月台の水鉢に映った月は弥陀仏本体を現す と伝えられています。 |
↑[芭蕉の句碑] 「うのはなや 暗き柳の およびごし」芭蕉 元禄7年(1694)の夏、松尾芭蕉が伊賀上野(現伊賀市)に帰郷し 大阪や京に頻繁に出入りしていた頃に詠んだ句で、現在、玉川の里に 句碑がたてられている。 | |
[”玉川の里”の由来碑] | ||
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卯の花の散歩道 春の四月は桜並木で、”桜まつり”がおこなわれる。 5月上旬からは初夏の”卯の花”が咲き乱れて、葉桜と卯の花と ウツギが緑のトンネルをつくり、人々の散歩道として親しまれています。 T.N |
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満開の卯の花 |
卯の花の散歩道 |