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凌霄花(のうぜんかずら)
“平成19年 盛夏から立秋へ”
【泉ケ丘団地】

凌霄花(のうぜんかずら)
学名:Campsis grandiflora(凌霄花)
Campsis:ノウゼンカズラ属
grandiflora:大きい花のCampsis(カンプシス)は、ギリシャ語の「Kampsis(湾曲、曲がっている)」が語源。おしべの形が曲がっているところから。
英語名:Trumpet creeper
中国原産。古くから薬として使われていた。 日本には平安時代の9世紀頃渡来。オレンジ色の派手な花.
つるがどんどん延びていき、いろいろからみつく。
開花時期は6月25日頃から9月15日頃まで。

[凌霄花(のうぜんかずら)]

[凌霄花(のうぜんかずら)]

[凌霄花(のうぜんかずら)]の毒
江戸時代の貝原益軒が
「花上の露 目に入れば 目暗くなる」
と記述し、いかにも有毒の花というイメージがついたが、
それは誤解で実際には毒はない。
[凌霄花(のうぜんかずら]の寿命
凌霄花はとても寿命の長い木で、豊臣秀吉が朝鮮半島 から持ち帰ったという木が金沢市に樹齢400年以上で残っているらしい。
古名の「のせう」が「のうぜん」に、あるいは「凌霄」の 音読み「りょうしょう」が変じて「のしょう」になったとも。
漢名の凌霄花:「凌」は”しのぐ”。「霄」は”そら”の意味。
つるが木にまといつき天空を凌ぐほど高く登ることからこの名前がついた。

[凌霄花(のうぜんかずら)]

秋の七草
秋の野に
咲きたる花を 指折り(およびおり)
かき数うれば 七草(ななくさ)の花
萩の花 尾花葛花 撫子の花
 女郎花 また藤袴 朝顔(ききょう)の花」

山上憶良

記: T.N    

キキョウ

白いキキョウ


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