古今東西
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これがカメラ屋さん!!
“ライカ京都店”

花見小路通り
 8月20日わがまち紹介の活動中に自分の愛用のカメラを手からすべり落とし故障していることが帰ってからわかりました。早々にヨドバシカメラに修理の頼みに行きましたら、「京都ライカ店」に持って行かれた方がよいと言われ、地図を書いて頂き行き行きました。
まず場所が、京都祇園の花見小路の建仁寺の近くと聞き、そのようなところに"カメラ屋さん"と驚きながら行きました。
地図を見ながら行ったのですがわからず、交通整理の方にお聞きしたら、「3軒ほど通り過ぎましたよ、あの薄い柿色の暖簾の家です」と言われました。
花見小路通の四条通以南はもともと建仁寺の領地であったものが明治以降発展し、由緒ある茶屋や料理屋が立ち並び石畳の整備が完成した、緒ある町並みです。
ライカ京都店の店頭
暖簾の前に立ち止まりよく見ると、足元の小さな灯籠に"Leica"と書いていました。
暖簾をよく見ると、右下にライカのマークが付いていました。
暖簾をくぐると玄関の前に古い堀井戸があり、格子の玄関の引き戸を手動で開けて中に入り、声をかけると奥から店員の方が「いらっしゃいませ」とあいさつされ、「こちらが京都ライカ店ですか」の会話から始まった。
2014年3月15日に開店したとのことです。
伝統と格式のある町・祇園で店舗を構えた外資系の企業は、ライカが初めてだそうです。
築100年の2階建て町屋建築を、当時の構造をそのままに梁や柱など使える木材を活かして匠の技で再生したそうです。
玄関にある古井戸
店舗内部も長く奥へと続く町家らしさを残し、2階へは木製の階段が有ります。
坪庭(敷地の一部にある小さな中庭)も残されており、石灯籠は改修前のものをそのまま使っているとのことです。
壁面には元の町家にあったかまどのふたが残されています。
蓋を開けると中にカメラが展示されています。
ライカの現行製品をフルラインアップで取り揃えてあったり、京の錦織を外装にした京都オリジナルのカメラなどもあります。
「どのようなお客さんが多いのですが」とお聞きすると、海外からの渡航者や外国の観光客が「ライカ京都店にしかない物を」と言って買われるとのことです。
このようなお店の展開も「世界のライカ」と言われる理由かもしれません。
かまどのふた 蓋を開けたらカメラが
2015年9月18日    
記 大岡 成一    

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