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特効隊員の遺書

特攻隊員の遺書(主に母への)がNHK教育テレビで放映されそれが本になりました。
私は涙をいっぱいいっぱい流しました。
当時の小学生の男児は「大きくなったら兵隊さんになる」と言っていました。
小学校4年生の担任植木谷先生(この先生の名前は決して忘れられません)が出征しました。
全校児童で先生のお宅まで見送りに行きました。
町内会の人達や大勢の人達が
「出征おめでとう御座います。バンザ〜イ・バンザ〜イ・ ・・・」
あの新兵の先生は本当に緊張して敬礼で答えていました。
あの先生はどうしたかしらと今でも心に残っています。
戦争のむごさをを語り継ぐ世代が高齢になりだんだん忘れかけています。
本当に戦地に行った人、シベリアで抑留されて厳しい労働を強いられた人、
戦友を亡くして「何で俺だけ帰ったのだろう」と自責の念で
苦しい思いの体験を語ることの出来なかったのだろうと思います。
英霊が帰ると町葬が開かれました。
いとこが亡くなった時私も参列しました。
会場では気丈であった伯父・伯母は身内の前では泣いていました。

 N.Y         

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