役員のあいさつ
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Mr.N.M          

 新年明けましておめでとうございます。

会員の皆様には希望に満ちたすがすがしい新年を迎えられたこととお慶び申しあげます。
 さて、私事で恐縮ですが仕事をしているときは、定年退職後は好きな海のそばで畑仕事や釣りを楽しみながら過ごしたいと思い描いておりましたが、いざ実際に退職してみるとそんなにやさしいものではありませんでした。このためのストレスを解消するため時折和歌山で「梅と無農薬米」を生産する友人の畑仕事を手伝いに行ったり、箕面に住む学生時代の友人の畑を手伝ったりしているがなんとなく物足りなさを感じる。
近年、都市近郊では耕されることなく雑草が伸び放題の荒れた農地を皆さんも目にされることがあると思いますがこの数は年々増加しているように思います。これはひとえには国における農業政策の誤りと、もうひとつの大きな要因は高齢社会の到来により農業人口の減少と過疎化に困る農業従事者の減少が考えられ、こうした光景を見るたびに何か有効な手法が見出せないものかと思っている。
 この反面、労働人口では近く団魂の世代の大量退職時代を迎えることとなるが、退職年齢の60代はまだまだ元気で体力もある有能な人材であると思っている。 このような中、近年農業においては農業法人の設立が認められ、地方行政においても過疎化による農業人口減少解消の積極的な取り組みも見うけられるようになったが目に見える効果はあがっていない様にも思われる。
 このようなことから、今年は出来れば両者がもつ課題の接点について私達に実践出来ることはなにか勉強してみたいと考える。