会員だより目次へ前の便り次の便り

シンガポールは国名?市名?町名?


最初に戻る

 国内には州も市もなく、すべてがシンガポールです。
新聞広告に飛行機はビジネス、ホテルはマリーナベイ・サンズに泊まる、価格は格安との宣伝文句に魅かれて、慌ただしく三泊四日でシンガポールに行ってきました。
世界各地からの乗り継ぎ空港として有名なチャンギ空港は聞きしに勝る大きな空港で、国際色豊かな人の顔が集まっていることは明らかでした。
 第一日目の空港からホテルまでバスの窓から早速シンガポールの美しい賑やかな夜の街を楽しみました。
二日目は世界遺産になっている国立植物園の散策からスタートです。東京ドーム15個分もある広さで1日では廻り切れない広さです。
この地で研究開発され繁栄したゴム産業が経済発展の礎になったことが認められて世界遺産に登録されました。
私達が廻ったのは1000種以上もあるジンジャーガーデンで珍しい種類に出合えました。
ラン園は世界最大だそうですが残念ながら有料で時間なく入園しませんでした。その後、シンガポールが近代都市に発展するきっかけになった英国のラッフルズ卿が上陸したシンガポール川の河口の地点とその近くの「マーライオン像」にいきました。特に口から水を吹き出す雄姿は東南アジアの人に人気で、インスタスポットとして若者の人気の場所です。
 必ずガイドブックのトップページに載っているマリーナベイ・サンズホテルは外観のイメージより余り大きすぎて、ホテルのロビーに着いたとの実感はなく、大きなショッピングモール地下街に入ったようなものです。
地下1階のフードコートは世界の食べ物のコーナーがあり、比較的安くたべられるので、世界の人が集まっています。
ショッピングモールは世界のブランド品が集まっていて、ブランド志向の方には堪らない事だろうと思います。このホテルの売り物の地上200mの天空に浮かぶプールに出かけましたが真夏ならいざ知らず、2月では寒くて泳げるものではないようです。
 私達の旅行の目的の一つはナイトサファリに出かける事でした。ホテルからバスで約30分走ったマレーシアとの国境手前の場所にあり、シンガポールに観光に来た人が殆ど行くという人気のある所です。
野生の象が徒歩で越境してきて、帰りはトラックでの護送になるとガイドマンの説明。ウオーキングコースにはワラビー・赤猪・大蛇など垣根程度の所で放し飼いにされています。特に珍しい魚好きのスナトリネコだけはカメラをむけましたが、シャッターなしではその雰囲気だけで終わりました。森林内には日本語のイヤホーントレインが3.2k、約45分で一回りの広い敷地内を走ります。象・ライオン・インドサイ・ハイエナ等夜の動物の姿を見ることが出来ますが全く撮影禁止で、写真に残せず残念でした。
 シンガポールは英国の植民地から1965年に独立宣言して以来、人口構成は中国人系70%、マレー系13%、インド系9%、他で、インド街、チャイナタウン、マレーと中国とヨーロッパの融合したプラナガン文化を残し、リゾート地や観光地として世界に名を留める国になりました。ほんの数か月前、トランプ大統領と金書記長の会談が行われる程に成長しました。地場産業も農業も漁業も全然見かけませんでしたが何がそんなに成長させたのか不思議でした。
 再び訪れることがあれば必ず新しい発展を見届けるだろうと確信できる若い国でした。

2019年5月13日    
上村サト子    

交際都市シンガポール
国内には州も市もなくすべてがシンガポール
流動感溢れる動画もお楽しみ下さい。
ここをクリッキして下さい。

このページの先頭へ戻る