江戸・明治・大正・昭和の セレブの文化を巡って (その 3/4) その三東京都庭園美術館―もと朝香宮邸ー |
その中にある東京都庭園美術館の白い外観は良く見かけるシンプルな建物だが内部に入ると内装・置物・彫刻・カーテンなど全て美術品に囲まれているような贅沢な雰囲気に入り込む。 建物は1910〜30年代にかけてフランスを中心に流行した、直線と立体の構成と幾何学模様が特徴と言われるアール・デコ様式を存分に取り入れるため、著名な西洋デザイナーが起用され、さらに宮廷建築を担っていた宮内省内匠寮(たくみりょう)が設計した和風様式も併用して、ユニークな建物が昭和8年に出来上がった。外には広い芝庭、西洋庭園、日本庭園と茶室が取り囲んでいる。
おかげで庶民も芸術作品の鑑賞の機会に恵まれたわけだ。
2018年4月28日 |
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