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泉南の方に藤の花のきれいなところがあると聞いて出かけました。 JRの和泉砂川にあるということです。 天王寺から約50分、砂川駅からインターネットによると徒歩8分,または11分となっていましたが、私の足では20分以上を要しました。 梶本様という個人の住宅で、樹齢30年を超える藤を育てておられて、一本の樹ですがその1本に4万の花房を付けるというまでになったのです。 この藤は野田藤と言って発祥は大阪福島区の春日神社ということです。 そういえば福島の近くに「野田」というところがありますが、関係があるのでしょうか。 場所は熊野街道沿いで、紀州街道とも呼ばれています。 梶本家の玄関口は街道に面しており、立派なお屋敷でした。 左手の入り口から藤の花のお庭に入れるようになっています。 入場は無料です。 入ったところに藤棚があって紫の藤の花房が見事に垂れており多くの人が見上げています。 少し奥に入ったところに、鉄の梯子の様な階段があり、展望台になっています。 手すりは付いていますが急な階段で、しばしためらいましたが、せっかくここまで来たのだからと思い切って登りました。 テレビで見たときは、藤の花が満開でそれが所狭しと咲き誇ってそれは見事でした。 その光景を頭に描きながら、台上に上がった途端、私はへなへなと崩れそうになりました。 そこにあったのは見るも無残な光景でした。 花の盛りは.過ぎて色の変わった花房が物凄い量で存在しており、なにかむごたらしい感じがしました。 こわごわ階段を下りて、先ほど見た藤棚を見ると、ここにはまだ紫の花が美しく花房を垂れており、ここだけの見物だったらそれはそれでいい藤のお花見だったと思いました。 でもあの展望台からの壮大な眺めを見ることが出来なかったのは残念でした。 ああ 花は 花は 花は遅かった。 いえ私が行くのが遅かったのです。 ちなみに「藤まつり」の期間は、明日28日まででした。 2018-4-28 記・写真牧戸 富美子 |