この木、なんの木?気になる木
昨年(2017年)11月、カメラマンの岩崎さんの案内で京都植物園を散策しました。 その時に気になったのが、説明の中で、樹木は水圧の関係で125mが限度といわれました。 約30年前に亡くなった義父が人間は125才まで生きられるんだよと言っていましたが、101才余でこの世を去りました。 私にとってこの125という数字が不思議な数字でした。 散策中「世界で1番高い樹は?」の質問もでていましたので調べてみました。 今の処、1番高いのは米国カリフォルニア州の「セコイア」で115.55mで、写真では、近くには近づけないような森が広がっています。 日本で1番高い樹は京都花背の三本杉でこれ等の幹の下部がくっついて、お互い支えあい、高い樹が育ったようです。 昔の私なら、それを聞けばすぐに探しに行ったんですが、今は、この目で確かめられず残念です。 ちなみに京都植物園の1番高い樹は5年前の調査で、約25mのクスノキとありましたが、その後、他の木が抜いたかも知れません。
何しろ最近のドローンの開発で、正確な測量が可能になりました。 その為に各地の有名木が塗り替えられ、最高の座を奪われた地域振興に戸惑っている所があるようです。 木に罪はないのにかわいそうです。 クスノキは樹皮にフシダニを住まわせ、他の悪いダニを来ないようにしたり、枯れ枝だけでなく、生枝も落として、台風などが来ると無駄な抵抗を減らすのに役立つそうです。 でもこんな木もあるんです。 オーストラリア・ケアンズ近くにある「カーテンフィグツリー」というイチジクの樹齢約500年の木です。 鳥に運ばれたイチジクの種が木の上で芽を出し、自分が生き残らんがために、地上に向けて根を下ろし、ついに親木を枯らしてしまったものです。 別名「しめ殺しの木」またの名「聖堂の樹」とも。 どちらも納得できる別名で、大変な観光客を呼んでいます。 人間の生き方みたいです。 あなたはどちらスタイルで生きたいですか、支えあう三本杉、クスノキそれともカーテンフィグツリー? 2018年2月8日 |