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平和な世界へ第一歩


 11月末、我が家にオーストラリアから高校卒業旅行として二人の女性が訪れました。
一人は私の孫で、もう一人はオーストラリア生まれでジャンヴィと言い、ご両親ともインド出身の科学者です。
本人は医者を目指しているそうです。
この二人は4泊の滞在でしたが、日帰りで姫路城〜広島〜宮島、京都では清水寺〜嵐山〜金閣寺、翌日には奈良〜難波、高槻では神峯山寺〜ピーコックで100円ショップと美人の湯と元気よく効率的に回ってきました。
若者は、スマホがあればどこにでも行けると強気です。私たちの世代の昔風なガイドは不要のようです。
 寸暇を見つけて、孫がお世話になった書道の村越先生宅(元清水パソコン教室生徒)に挨拶に行くと、いつもと変わらぬ暖かいお誘いで自然に書道の練習に誘われました。
ジャンヴィは日本語を学校で少し学んだだけで読み書きは殆どできないというのに、書初め用の課題から「平和な国」を選びました。
図らずも彼女らが訪れた広島原爆平和記念館のテーマが「平和な世界」で、そのメッセージや遺品に感銘を受けたそうです。
私の孫は「伝統の継承」でした。
この二題とも、これからの若い世代が担う大事な課題にしてほしいです。
つたない作品の出来上がりですが、いつか平和の礎になる事を願います。
2017年12月15日    
記: 上村 サト子   

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