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オーストラリア・メルボルンとオーシャンロード紀行
その2
〜この海の先きに続くは南極大陸〜


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 旅行途中、Hundaiのレンターカーをし、郊外の"ザ・マンション"見学。
19世紀中ごろ、イギリスから渡って来た兄弟が牧畜業と羊毛事業に成功し、巨万の富を得て、建てた60室以上ある大邸宅とよく手入れをした広大な庭があります。現在は公的機関が管理しています。その近くのサファリパークではアフリカの動物たちが広い敷地でのんびり過ごしていました。中でも5頭のキリンが列をなして移動する様子は圧巻でした。
週末、いよいよ次女の夫も加わって、スーツケース7個とボストンバック等と8人を載せて、オーストラリア大陸の南海岸線オーシャンロードを676キロ走りました。相撲取り3−4人くらい載せて、走っているようなもので、運転役はアクセルが重いと嘆いていました。行きは南極大陸から吹き付けてくる風をうける海岸線を走りましたが、空と海の青さと豪快に打ち砕かれた奇岩群とそれらに打ち寄せる波の白さは想像を絶するものでした。特に"12使徒(Apostles)と呼ばれる絶景、ロンドン橋は片方のメガネが数年前崩壊し、観光客二人が取り残されヘリコプターで救助されたとか、あと10年後くらいに行けば残りのめがねも変形するのではと心配するくらい恐ろしい波の強さです。奇岩・断崖のオモシロさを追ってさらに西へ進めばどこまで続くのだろうと興味は続きましたが、その晩は観光地から内陸部に入り、ロッジ風なしゃれた2棟を借りて宿泊。田舎町でも食材は困らず、豪華なディナーをみんなで作って、8人楽みました。
 帰路はひたすら内陸部を走っても走っても、牧草地帯のなか、時々馬・牛・羊が遠くに見えるだけ。人間も町も見えず、牧場の先の地平線のみ。やっと見つけた小さな町でのレストランややチーズ工場見学で休憩をとれたのは幸いでした。2日間のロングドライブだったのに夕方5時にメルボルンに帰ってきて、その賑やかさにほっとしました。あれだけ走っても地図で見ればオーストラリアのほんのほんの一部。もっとオーストラリアを知らなければなりません。
西部のパース方面・タスマニア島・エアーズロック・・・魅力のあるところが一杯です。
その3に続く

2017年5月30日    
上村 サト子    



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