ポーラ・シール
食器に花を描く

真っ白な食器に花などのシールを貼り付けて焼き、世界に一つしかない私のお皿が出来ます。 まずいろいろの模様のシールがあります。主にきれいな花柄がたくさんあって、その中から自分の好きなシールを選びます。ほんとに美しくてかわいい柄ばかりで、すっかり迷ってしまいました。お皿になったときの感じを思い描きながら、私は小さい花ばかりの柄に決めました。みんなそれぞれに違った柄を選んでいました。 　シールから適当に花の形や向きなどを考えて切り抜きます。それをボールの水に浸してしばらく置きます。絵が少し浮くような状態になったら、ピンセットでつまみ上げ白いお皿に絵の部分だけ台紙から剥がして貼り付けます。濡れているので動かすことが出来るので、配置を考えて位置を決めます。同様に次々に貼って行きます。そして貼り付けたシールが密着するように先がゴムのような用具で丁寧に貼り付けて出来上がりです。それを焼付けに出します。 5日後、出来て来ました。かわいいけど、ちょっと淋しいようなお皿です。ほかの皆さんはとても素晴らしい作品を作っておられて感心しました。いっしょに作った方に私の作品を見せると、「あなたらしい真面目な作品ですね。」と言われました。(私って真面目なのかな？人には真面目だとよく言われるのだけど、私は面白味がないと言われているような気がしています) フラワーアレンジメントでもいつもどこか物足りない感じがしています。そもそも書道、絵画、音楽など芸術といわれるものが私には苦手なのです。

２０１７年５月２４日　　　　
牧戸　富美子