日本歴史の中で私は「古代」が好きです。なぜかというと、よく判らないからです。
原始古代から奈良時代、平安時代という流れの中で様々なロマンが好奇心をかきたててくれます。「邪馬台国」がどこにあったのか判らないから面白いのです。
以前から好きな源氏物語の時代。,怨霊、物の怪、呪術などちょっと恐ろしいのですが、漫画的な適わないことを適えるという夢といいましょうか、本当はよく判っていないことですが、そんなことがみんなに信じられていた時代に、憧れのような楽しさがあります。中でも「陰陽師」という朝廷での役職があって実際は暦の策定や,吉凶占い、など重要な職務なのですが、小説や映画などでは呪術で物の怪をやっつけたり、恨みのもとを突き止めて解決したりと奇想天外な面白さがあります。子供じみていると笑われるでしょうけど、昔から占いや、忍術映画が好きでした。映画で野村万斎が演ずる安部清明の「陰陽師」は欠かさず見ています。安部清明というのは実在の人物で、史書にも記載されている天文博士なのですが、昔から歌舞伎でも演じられ、母は狐だったとかの伝説があります。その安部清明が生まれた場所とされている神社へ初詣に行って来ました。
神社は天王寺から出ている阪堺電車で東天下茶屋で降りて直ぐ近くにあります。神社は熊野街道に面しており、大阪天満の八軒家から7キロと書いた碑がありました。境内には清明公の産湯跡の碑や清明公の像などがありました。小さいお社で社務所の横には占いを受け付けると言う貼紙がありました。2.30人の人が並んで拝礼の順番をまっていました。ロマン溢れる憧れの人、安部清明の生まれたところへ初詣に行って、今年は春から縁起がいいわいと悦に入っています。
2017年 元旦
牧戸 富美子
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