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近くの旅姫路に新発見
(その2/2)
 "姫路に姫路港って?"



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 翌朝は市バスで姫路港に向かい、対岸の家島諸島の中の極小の男鹿島(たんがじま)に連絡船で渡る。
明治時代、生野銀山から銀を効率的に運ぶために整備された馬車道は日本最古の産業高速道路で、姫路港はその終着点だった。
今、「銀の馬車道」と幟も立ち、沿道の豊かな資源をアッピールしようとする活動もなされている。学生時代、姫路に住んでいた事のある夫が姫路港や家島諸島とか聞いたことがないと旅行をためらっていたが、日中だけ借りた男鹿島の民宿の一部屋での新鮮な魚料理と涼しい潮風に吹かれながらの昼寝にもろ手を挙げて絶賛した。
泳ぎ組はシュノ―ケルを持って真ん前の海へ行く。アジやキスやフグなどの魚が泳いでいる。蛸や鰈がいたとも。島の住民は100人余りとか、島内ではナンバープレートの無い車が走っている。警察も要らない場所だ。
5時間足らずの島の生活だったが、十分リラックスできて、高槻に帰ってきた。長女の夫は翌日の勤務にそなえて、そのまま東京へ帰って行った。大自然があり、交通が充実していて、ネットの制限もなく、テロの危惧もない日本。なんと素晴らしい国に住んでいること!もっともっと新しい日本を発見していこう。

2016年9月8日    
上村 サト子    


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