会員だより目次へ前回の便り次の便り_葵祭(加茂祭)(その2/3)

【京都 葵祭】
平成28年度 京都 葵祭(加茂祭)
【その1/3】

三大勅祭の一つである葵祭に行ってきました。
三大勅祭とは:京都 上賀茂、下鴨神社 加茂祭(葵祭)
       奈良 春日大社 春日祭
       京都 石清水八幡宮 石清水祭
があります。
勅祭とは、勅使(天皇のお使い)が派遣されて執行される祭儀を言います。
{加茂祭の起源}
・加茂祭の起源は、太古御祭神・加茂別雷大神(上賀茂神社大神)が現社殿北北西にある神山に御降臨 された際、神託により葵を飾り馬を走らせ神迎えの祭りを行ったことに始まった。
その後奈良時代の元明天皇和銅元年(806)四月に勅裁となり、御所から神社までの形相を見るために法皇・上皇が牛車を並べて桟敷をつくり京の人達をはじめ地方から上京した人も加わり盛大且つ優美な祭儀 となった。その後衰退と再興を繰り返し明治17年(1884)明治天皇の旧儀復興の仰せにより、 新暦の5月15日となった。昭和の御代の国内情勢激変により行列の中断をみるも、昭和28年(1953) 行列復興、昭和31年(1956)には斎王代を中心とする女人列も復興し、新緑の都大路に壮麗な行装 もよみがえった。
京都三大祭りのひとつでもあります。5月の葵祭、7月の祇園祭と10月の時代祭です。
京都 葵祭 (加茂祭)は次の三つの儀から成っておりまして、この三つの儀を統合して京都 葵祭 (加茂祭)と称しております。また祭儀にかかわるすべての人達、社殿の御簾、牛車にいたるまで三葉葵を刺し飾ることから、ひろく「葵祭」と呼ばれている。
1、宮中の儀:京都御所において「勅使発進の儀」。古くは天皇陛下が出御されたが、今は奉行により 勅使、内蔵使に御祭文並びに幣帛が授けられ、行列の列見が行われる儀式。
2 路頭の儀:御所を進発した総勢五百余名長さ八百メートルに及ぶ行列が市中を巡幸する儀式。
3 社頭の儀:上賀茂・下鴨両社に行列が到着した後に行われる儀式。
葵祭 (加茂祭)の路頭の儀式を記載します。
午前10時30分〜午後6時 上賀茂神社祭儀終了までの時系列写真を 説明します。
主たる通過地点の行列の到着時間
御所進発 10:30
河原町通り 11:00
出町柳  11:15
下鴨神社 11:40
植物園前 14:55
上賀茂神社 15:30
上賀茂神社での社頭の儀が終了し、宮司以下社務所へ退下するのは18:00頃になります。
2016年5月15日   
文責 記 成本忠晴(TN)   

乗尻(のりじり)

衛士(えじ)

風流傘(ふうりゅうがさ)

衛士(えじ)

牛車(ぎゅしゃ)

牛車(ぎゅしゃ)

勅使(ちょくし)

風流傘(ふうりゅうがさ)

衛士(えじ)

風流傘(ふうりゅうがさ)

斎王代女人列

斎王代女人列

斎王代女人列

斎王代

斎王代女人列

斎王代女人列

騎女(むまわりおんな)

騎女(むまわりおんな)

騎女(むまわりおんな)

騎女(むまわりおんな)

騎女(むまわりおんな)

斎王代女人列

斎王代女人列

陪従(ばいじゅう)

陪従(ばいじゅう)

牛車(ぎゅしゃ)

走馬(はしりうま)


このページの先頭へ戻る