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ロシアの旅
死ぬまでに1度は行きたい世界三大美術館と言うけれど
その4/4



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モスクワ周辺は「黄金の環」に取り囲まれていた
 大帝国時代には皇帝1、貴族、寺院が取り囲んでいた環状地帯。そのお蔭でモスクワ周辺にも見所は沢山あった。
豪商が建てた10万点以上のコレクションを持つトレチャコフ美術館、宮殿だった所に偉大な詩人の名をとったプーシキン記念美術館、直ぐ近くにある湖でチャイコフスキーが"白鳥の湖"を作曲したノヴォデヴィチ修道院、その中の墓地にはエリツィンが眠っているらしい。雀が丘にあるモスクワ大学はさぞかし優秀な学生が通うのだろうか、4万人の学生がいるという。私達の旅行のサンクトペテルブルグとモスクワで付いてくれた学芸員二人とも日本語が上手く、絵画にも詳しく、無駄なく、知識も豊富、観光地にもつきっきりで案内してくれたので、要領よく楽しく過ごせた。私はモスクワ大学卒業ではなく、サンクトペテルブルグ大学東洋学部卒業と謙遜していたが、夫々の美術館がガイド試験制度をもっており、合格しないと各美術館のガイドの許可がおりないし、観光地のガイドも出来ないと云う厳しいものらしい。ガイド内容といい、日本語力といい良いガイドに巡り合わせて、ラッキーであった。それに良く気のつく女性の添乗員は適当に間隔をもち、心遣いの優しい参加者7名の楽しい旅行であった。
 三大世界美術館をクリアするにはNYメトロポリタン美術館が残っているが、さて私の人生にチャンスは巡ってくるのだろうか。
 いや、いつか日本で開催されるかもしれない日本メトロポリタン美術展を待てるだけの人生が残っていることを希望した方がいいかもしれないと思い始めた。
2015年7月28日    
上村 サト子    

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