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VG槻輪はかくあるべし
"サクラ(麒麟)"のごとく



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 この写真は今年造幣局の通り抜けで撮ってきた桜です。
横の立て看板には気高く上品とある。白く清楚で、八重咲き過ぎず存在感あり、VG槻輪のスタイル様かなと。
サクラはバラ科、原産地はヒマラヤ近郊と考えられており、現在ヨーロッパ・西シベリア・中国・米国・カナダなど主に北半球の温帯に分布している。
日本ではサクラ前線情報と共に「さくら名所100選」とか名もない花見スポットが紹介されて、日本人には古代より1番愛でられ、身近な存在である。
特に貴族に愛され、文化に花開き、武家社会では政治力にも利用された。
吉野詣でや醍醐寺の桜も最たるもの。明治時代の初めには、桜の木は封建時代の象徴とされ、各地で伐採され、多くの品種がなくなった。
その後軍国主義の高まる時代に移ると軍人とその精神の象徴として、また桜が兵舎や学校、植民地等などに植えられた。
ポトマックの桜ニュースを聞くと平和時代到来と感じる。
桜にも人間の歴史が組み込まれているものだ。
 ちなみに造幣局の桜は、1871(明治3)年大阪造幣局が創設され、銀貨製造開始と共に局員が育てた桜が美しく育ち、1883年から一般公開されています。
2015年5月4日    
上村 サト子    

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