東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚によってはじめられたと伝えられます。 以来一度も途絶えることなく続けられ、平成27年(2015)には1264回を数えることになります。 この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われていますが、もとは旧暦の2月1日から行われていましたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。また二月堂の名もこのことに由来しています。 行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井という井戸から観音さまにお供えする「お香水」を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆の道明かりとして、夜毎、大きな松明に火がともされ、 参集した人々をわかせます。このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになりました。 今回、知人(講社)の招待客として観覧させて頂き"大松明とお水取りの行"の奥深さを知りました。 篝火だけの明かりで深夜1時半〜3時半まで静寂の中、雅楽やほら貝で行の進行を知らされますが、無言で行われる厳粛な行です。
2015年3月13日 | ||
鹿に迎えられる |
二月堂への道 |
大松明が並ぶ |
大松明が上る石の階段 |
西日に輝く二月堂 |
西日に輝く二月堂の斜面 |
大松明が石の階段を駆け上がる |
大松明の火の粉が舞う |
二月堂の本堂 |
二月堂の本堂の前 |
若狭井 |
白丁の衣裳 |
お水取りの松明 |
香水が本堂へ |
お坊さんの下堂 |
動画もお楽しみ下さい。ここをクリッキして下さい。 |