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オーストラリア旅行X
世界遺産グリーン島は海遊びの天国



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  オーストラリア・ケアンズの沖合27k、高速船で約50分で着く。島の周辺をぐるっと歩けば1時間もかからない小さい島。殆どが熱帯雨林に覆われているのでグリーン島と名付けられたのかと思いきや、1770年キャプテンクックが東海岸を北上中、この島を発見した時、英国の天文学者グリーン氏が同乗していたので、この名が付けられた。
 白砂と蒼い海と限りない広い空と緑で鬱蒼としている島はまさに天国のよう、憩いを求めて宿泊客と日帰り客で賑わう。珊瑚礁にキズを付けない為長く作られた桟橋を渡ればすぐリゾート施設の入口がある。1泊の私達は2階の大きいガラス戸のある部屋へ入る。広い海と樹々が目の前にあり、制限されたリゾート地のホテルにしては広い部屋で贅沢な家具が揃っている。早速海辺に出て見る。冬とはいえ、砂浜のベンチで寝そべると、日差しがきつく日蔭に逃げたくなるのに、水温は25度くらいだろうか、足を浸けると冷たく身を引きたくなる。海女のような頭巾と手先カバーのついたウェットスーツの貸し出しに、海に入る勇気を与えてくれる。シュノーケルを口にし、サンゴの上をそっと泳いでいくと海底に藻が茂る部分に亀が泳いでいると娘が指し示す。体調40cm位の海亀の背中に小さなコバンザメが付いて泳いでいる。早々とこんな珍しい光景に出くわし、感激する。島内のクロコダイル館で3代目を引き継いで館長になっている青年の説明で眼近かに2.5tもあろうかという25年前パプアニューギニアで捕獲されたわにの餌付けをみる。巨体が2mもの高さに跳びあがる様は動物園の時よりもすさまじい。だが小ワニに触れると可愛いものだ。
 4時半の最後の高速船で日帰り客とチェックアウトした客が帰ると島はすっかり静かになる。泊り客にとってその後、贅沢な楽しみが待っている。桟橋で魚の餌付けに参加すると、静かだった海面に跳びあがる位魚が寄ってくる。自然破壊を懸念して、島ではサンゴを踏みつけない事と勝手な餌はやれない。海亀も時々海面に浮かび出てくるが、あっという間に姿を消す。サービスのスパークリングワインとスナックをつまみながらゆっくりと沈む夕日を眺めて、至福の時間を過ごした。
 ホテルのレストランでサーモン料理やスパゲッティー等、美味しいフランス料理風な夕食をした後、ガイドが星空観察と森の夜の観察に案内してくれる。手押し車で運んできたテレビ程の大きさの望遠鏡で大空を覗くと、月のクレーターや土星の環や赤い火星まではっきり見える。将来世界の有数の大きな望遠鏡なら月面を歩く人間も見えるようになるのではないかと思えてくる。翌日もガイドがグラスボトムボートツアーでサンゴの海底散歩に連れて行ってくれる。手が届くかという所に美しいサンゴと熱帯の魚が見える。カモメも群れをなして近づいてくる。午後のホテルプールは独占状態でぎりぎりまで遊ぶ。
 海遊びの天国に未練を残して、昨日見送った最後の船で本土ケアンズに帰る。

2014年9月1日    
上村 サト子    

動画が見られます。ここをクリッキして下さい。

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