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5月の高槻北部の風物詩模様


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 さわやかな風が心地よいと思っていたら、もう夏の気配が押し寄せてきました。
昨年の秋の大雨で芥川上流の河原の様子がすっかり変わりました。蘆や小木が根こそぎ流され、小石を敷き詰めた綺麗な河原の上に菜の花がぎっしり咲きました。来年はどんな姿を見せてくれる事でしょう。
 浦堂のある整骨院の玄関上に今年もつばめがやってきました。先生が作った段ボールの汚れ防止台のお蔭で通院患者さんも困らず、安全に5羽の子育て中。親つばめは順番に子つばめを2−3羽づつ連れ出し、飛ぶ練習をさせているようです。居残り組説得にどんなサインをだしているのでしょうか。おとなしく2羽が待っています。
 5月の家庭菜園は苺で始まって、苺で終わりました。今年は最高の収穫で毎日いただき、残りはジャム作り、毎日食べてもあきがきません。日本に古来"木いちご"の存在はありましたが、現在の苺は江戸時代末期にオランダ船で長崎にもたらされたものの、血を連想させる色が敬遠されて、観賞用に普及したらしい。その後明治後期、宮内省所管の新宿植物御苑で栽培され、特に身近になったのは昭和35年頃から品種改良され、私の様な素人でも栽培できるようになったそうです。
 苺ももう終わろうかという頃に、葉の上にいよいよ僕の出番とばかり雨蛙が現われました。
 やはりもう夏がやってきました。

2014年6月3日    
上村 サト子    


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