会員だより目次へ前回の便り次の便り
Home Pageへ
“ オノマトペは便利なことば ”



 最近のテレビでタレントが地方を巡って、食材の紹介や試食をしたり、お酒の試飲をしたり、食習慣を自慢する番組が実に多い。
その時必ずオノマトペ表現を使う。そうする事で視聴者の想像を掻き立て、一層おいしく感じさせる。
例えば外はパリパリ・しゃきしゃきとか中はしっとり・もちもちといった風で実感がこもっている。つまりオノマトペとは擬声(音)語と擬態語の総称である。食感でに好感を与えるものもあれば、ごりごり・かすかす・こちんこちん等は余り良い印象を与えない。これからも特に若い世代では新語が現われるだろう。地域や世代によっても使われ方に違いがあるかも知れない。
 昔地方出身の夫は大阪出身の私に擬態語が多すぎると云った。最近の新聞に医療現場で関西の患者の方がオノマトペ表現して症状を訴えるので、医師は診断や薬の処方がしやすいと評価していた。確かに頭痛でチクッとしてズーンと痛んでガンガン・ズキズキという時がある。私の表現もまんざらではなかったとニヤリとほくそ笑んでいる。
 写真は今年1月25日の北野初天神の枝貰いです。
"おもいのまま"の短冊がひらひら、瓢箪がぶらりぶらり、梅の花はにこにこ笑顔、梅の香がほんわかと今年も我が家に福をそぉーと招いてね!

 上村 サト子   


このページの先頭へ戻る