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富田の「けさたんと会」の新春酒蔵見学


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 2014年2月9日(日)「けさたんと会」新春酒蔵見学会
まず、三輪神社でお払いを受けて富田の酒蔵、清鶴酒造と寿酒造の2班にわかれ酒蔵見学の出発。
三輪神社は、富田の里の氏神として崇敬され、富田酒・酒造の守護神として祀られている。
酒蔵の玄関には、杉玉と柊鰯が飾ってあった。
杉玉とは、スギの葉(穂先)を集めてボール状にした造形物。酒林(さかばやし)とも呼ばれる。
新酒が出来たら奈良の三輪山を御神体としている大神神社に奉納し、大物主大神のご神威が宿る杉玉(杉の葉の玉)が酒造家に配られ酒蔵や軒先に吊されます。
軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせ、茶色くなるにつれて酒の熟成を知らせる。
柊鰯(ひいらぎいわし)は、節分に魔除けとして玄関に飾られたものです。
柊の葉の棘が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、また鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言われています。
酒蔵の中は暗くヒンヤリとして寒い。寒いから酒つくりに適しているとのこと。
酒蔵の窓は、夜開けて外の冷たい空気をいれ、昼間は冷気が逃げないように閉めるとのこと。
酒蔵見学のあとは蔵の中で、お酒の試飲もさせて頂きました。
本当に絞りたての試飲には感動しました。

2014-2-9    
大岡 成一    


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