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比叡山延暦寺行

およそ1200年前、伝教大師最澄によって開かれたという比叡山延暦寺。
10月半ばに地域シルバー会の高槻寿号(市営のきれいな観光バス)旅行で行ってきた。
紅葉にはまだ早かったが、山の澄んだ空気の中を散策、精進料理もいただいた。
根本中堂でお坊様に説明もして頂き、仏様(阿弥陀如来さま)のお顔も拝見し、ゆったりとした1日が送れた。
境内には幹の太い大木が多くあり、その長い歴史を感じさせられた。
その中で台風で倒されたという、直径1メートル以上もある大木の切り株から、新しい芽が出て木になっていこうとしている姿に、世代交代しながらも伝統を守る叡山の歴史を垣間見た気がした。
叡山は、その1200年の長い歴史の中で、僧兵の朝廷、幕府への直訴、反乱などで焼打ちにあったりしながらも、後世にその姿を残しつないでいる。

記 北村 澄子

写真の上にカーソルを持っていくと霧が晴れました。

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