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南国の楽園 “ タヒチ ”へ ひとっ飛び
【 その2 : タヒチ事情 】

タヒチってどんな国?どこにあるの?ええー遠いんでしょと言われました。
遠さは日本から9000キロ、ハワイを真下に南に行けばタヒチ諸島があります。夫々赤道から南北に同じ位はなれていて、南緯17度(日本は北緯30〜40度)、年中気温27〜30℃、8月は乾期で1週間滞在中1度スコールがあっただけです。
正式名称はフランス領ポリネシア。公用語はフランス語。人口は26万人、5つの郡に約140の島、一番大きい島がタヒチ島。この150年フランスに統治されていましたが、少し自治に目覚めだしたようで、2年前から学校で現地語を取り入れることを許されたようです。でも殆どの人がフランス語か中国語、国歌はラ・マルセイユ、国家元首は遂先頃までサルコジ大統領今はオランド大統領って島民のどれだけ知っている事やら。
産業の第1位は観光、フランス、アメリカ、イタリア、日本の順。2位以下は黒真珠、漁業、農業だとか。年中風あり、雨あり、植物・海産物も自然の生活を営む限り豊かな実りを分け与えてくれて、政治はフランスまかせ。適当にのんびり暮らしていけばこれ以上の楽園はなさそうです。
 タクシーのおばさんが教えてくれました。彼女の両親はスイス人で70年前タヒチ島に一番近い島へ移住してきて、コーヒー、バニラ、コブラヤシの農園を開き、祖父母もスイスより呼び寄せた位上手くいっていたそうです。その中、中国人が入ってきてのんびり屋の現地人は労働口を取って代わられ、その後お金と土地の交換と云う状況になったそうです。現代のクレジット悲劇です。ホテルのオーナー、大農園、土産店、殆ど今のタヒチの経済は中国人に握られているとか。
タヒチには大学がない。高校を出てフランスの大学に行っても、卒業後島には専門の職業がなく、戻ってこない事が殆どだと嘆いていました。

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